アクティベーターとは?
アクティベーターとは、カイロプラクティックのテクニックのひとつです。
日本ではまだあまり知られていませんが、従来のボキボキしたり無理に押し込んだりする手による矯正方法よりも安全で即効性が高く、身体に負担の少ない矯正方法です。
カイロプラクティック発祥の地、本場アメリカでは実に80%以上のカイロプラクティックドクターがアクティベーターを使用しています。
アクティベーターの歴史は古く、40年以上前に作られて以来今でも研究が続けられていて、その研究論文の数は200以上あると言われているカイロプラクティックのテクニックの中で1番です。
さまざまな研究者やカイロプラクティックドクターが、信頼しているテクニックです。
使用箇所
主に神経の流れが悪い所に使用して、神経の流れを改善します。
他にも関節や筋肉に使用し、機能向上します。
手による矯正との違い
矯正するには
○矯正する場所(コンタクトポイント)
○力加減
○力の方向
が重要になります。
まず、矯正する場所について説明します。
例えば、第四腰椎(L4)を矯正するとします。
従来の手による矯正の場合、患者はベッドに横向きで寝ます。
上になっている方の足の膝と股関節を曲げます。
下になっている方の腕を引き、肩を前に出します。
施術する先生が骨盤と肩周辺を押さえて、上から一気に力を加えてねじこみます。
(その時によく、バキバキとかボキボキとか音が聞こえます。)
この方法だと、矯正したいL4だけでは無く、他の歪んでいない骨にも負担がかかってしまいます。
さらに、急激にねじるため周りの筋肉や神経にも負担がかかります。
患者側も、緊張したり、不安になったりしてしまうと、筋肉が強張り、余計な力が入ってしまいます。
力が入っている所を、無理にねじってしまえば、絶対に筋肉を痛めてしまいます。
アクティベーターを使用してL4を矯正する場合は、
患者はうつぶせのままで、施術する先生が、アクティベーターをL4(正確には、L4の横突起)に当てて、トリガーを引けば、L4が矯正出来ています。
周辺の筋肉や神経に余計な負担をかけないし、患者も余計なストレスや緊張をしません。
次に、力の方向、力加減ですが、これも従来の手による矯正の場合で考えてみます。
簡単にはっきり言ってしまえば、施術する先生の加減次第です。
必ず毎回、同じ力加減で同じ方向に矯正できると思いますか?
体の大きな先生が、体の小さなお子様や、お年寄りを矯正するとしたら…。
もしも力加減を間違えて、力入れすぎてしまったとしたら…。
もしも先生の技術が未熟で、力を入れる方向(角度)が違ったら…。
お客様が不安に思う所は、多々あります。
もちろん矯正自体は、しっかりした歴史あるものなので、ちゃんとした知識や技術や経験を持ち、手による矯正の方が良いと考えている先生もいます。
アクティベーターの場合は、ダイヤルがあり振動の強さを4段階変えられます。
当てる場所により、共振する周波数に変えるのです。
骨盤、腰椎なら4、背骨や筋肉は2、など基本的なルールがあり、
もし間違えてしまって、違う周波数でトリガーを引いてしまったとしても共振しないので、変化が表れないだけで害はありません。
基本的なルールに従い正しく使用すれば先生の体の大きさやお客様の体の大きさが施術結果に左右される事無く、女性の先生でも、力に自信が無い華奢な先生でも、必ず毎回、同じ力加減で矯正できます。
当院のお客様で言うと、小学生~80才代までのお客様がいます。
うつぶせのまま、全身の矯正が終わり、受けた感じも、「え?こんなに軽い刺激で本当に良くなってるの??」と思われる方も多いです。
それぐらい負担が少ないのに、しっかり矯正は出来ていて、さらに即効性が高いので、矯正後すぐに症状の改善や軽減が見られる場合がほとんどです。
その即効性と確実性を認められ、スポーツ選手やオリンピック金メダリストなどにも広く使用されています。
最近で言うと、ウサイン・ボルト選手もアクティベーターを受けています。